ヤマハ RX500AとRX300Aの違い|5.1.2chを組むなら、どちらを選ぶ?
映画の音を、後ろからも上からも鳴らしたい。ヤマハ RX500Aは、そんなホームシアターを組みたい人が検討したい、2026年10月発売のAVレシーバーです。迷いやすいRX300Aとの違いは、単に「Atmos対応かどうか」ではありません。
RX500Aなら、床置き5本と高さ方向2本を使う5.1.2chを組めます。RX300Aも高さ方向のスピーカーを使えますが、その場合は床置き3本の3.1.2ch。すでに5.1chを持っていて、サラウンドを残したまま上の音を足すなら、この差が選ぶ理由になります。
まずは、この3点で選ぶ
- 5.1chにハイト2本を足すなら、RX500A。7基のパワーアンプで、サラウンドと高さ方向を両立できます。
- 5.1chで完結するなら、RX300Aも候補。3.1.2chにも切り替えられますが、サラウンド用の端子と兼用です。
- スマホからネットワーク経由で音楽を聴くなら、RX500A。AirPlay 2やGoogle Castなどを使えます。HDMIの4入力・1出力は両機で共通です。
以下はメーカーの現行仕様・日本語ユーザーガイドを基にした選び方です。音の良し悪しや、部屋での効果を実機で比較した記事ではありません。

5.1chのサラウンドを残して、上にも音を足す
ヤマハ RX500A
7基のパワーアンプを搭載した7.2chネットワークモデル。床置き5本・サブウーファー1台・ハイト2本の5.1.2chが、公式ガイドに示されています。
- 5.1.2ch/7.1chなどを選択。ハイトとサラウンドバックは兼用。
- Wi-Fi・有線LAN、AirPlay 2・Google Cast・Audio Connect対応。
- HDMIは4入力・1出力。eARC、4K/120Hzなどに対応。
価格・在庫・納期・商品状態は購入先で確認

5.1chから始める。前方と高さを優先する選択も
ヤマハ RX300A
5基のパワーアンプを搭載した5.2chモデル。基本の5.1chに加え、サラウンド端子をハイトへ割り当てる3.1.2chも公式ガイドに載っています。
- 5.1chと3.1.2chを選択。5.1.2chを同時に組む構成ではない。
- ネットワーク音楽配信・Audio Connectには非対応。Bluetoothは搭載。
- HDMIは4入力・1出力。テレビとゲーム機の接続口数は上位機と同じ。
価格・在庫・納期・商品状態は購入先で確認
買う前に、スピーカーを置く場所から考える
今の5.1chに、頭上の音を追加したい。この場合はRX500Aの5.1.2chが分かりやすい選択です。フロント左右・センター・サラウンド左右を残し、別にハイト2本を使えます。ハイトを壁の高い位置に置くか、トップに置くかも、配線と合わせて先に考えます。
ソファの後方へ配線できない。それならRX300Aの3.1.2chも検討できます。前方の3本とハイト2本を優先する構成です。ただし、置く場所が減る代わりに、後方のサラウンドも鳴るわけではありません。「上の音が出る」と「前後も上も同時に鳴る」を分けると、必要な機種が見えてきます。
5.1.2と7.2は、何を数えている?
5.1.2の「5」は床置きのスピーカー数、「1」はサブウーファー、「2」は高さ方向のスピーカー数です。RX500Aの7.2ch表記は、内蔵パワーアンプ7基とサブウーファー用出力2系統を示します。7本の床置きに加え、さらに2本のハイトを同時に鳴らせる意味ではありません。
RX500Aのハイト端子は、サラウンドバックやZone B、バイアンプと割り当てを切り替えて使います。RX300Aもサラウンド端子をハイトなどへ切り替えます。スピーカーを増やす前に、使う構成と端子の割り当てを決めてください。サブウーファーとスピーカー、必要なケーブルは別に準備します。
6月の発表資料だけではRX300Aがバーチャル再生専用に見える説明がありますが、現行の日本語ユーザーガイドには実スピーカーを使う3.1.2chが明記されています。本記事は、その構成表と現行仕様を確認しています。
ネットワーク音楽とBluetoothは、同じではない
RX500Aは有線LANとWi-Fiを備え、AirPlay 2、Google Cast for audio、Spotify Connect、Qobuz Connectなどに対応します。Audio Connectアプリから基本操作やネットワーク設定ができる点も、RX300Aとの差です。音楽サービスはアカウントや契約条件、対応アプリを別途確認します。
RX300AにもBluetoothはありますが、RX500Aのネットワーク機能と同じ使い方ができる意味ではありません。テレビやHDMI接続機器だけで再生するのか、スマホの音楽を日常的に聴くのか。ここが決まると、スピーカー数以外の差にお金をかける理由を判断できます。
HDMIと設置場所で、共通して確認したいこと
両機ともHDMIは4入力・1出力で、eARCや4K/120Hzなどに対応します。RX500Aへ上げても入力口が増えるわけではありません。ゲーム機・レコーダーなど、つなぐ機器の台数を先に数えます。テレビ側の端子・対応音声形式・機器設定も合わせて確認が必要です。
両機の本体寸法は幅434×高さ157×奥行319mm。ラックは本体が入る寸法だけで判断せず、背面のケーブルと放熱のための余裕も確認します。付属マイクを使うルームコレクション機能は両機にありますが、実際の聴こえ方は部屋やスピーカー配置に左右されます。
国内発売時期・公式出典・確認範囲
2026年10月19日確認。RX500Aは当初8月下旬の予定でしたが、8月24日の告知で10月上旬へ変更され、現行製品ページは2026年10月発売としています。RX300Aの国内発表は6月中旬発売。海外の発売日や、更新前PDFの8月表記を国内の現行日程として扱っていません。
実売価格・在庫・納期・商品状態は購入先で確認してください。古い保存価格から現在の差額を計算せず、メーカー希望小売価格だけでお得さを判定していません。



